【2019年・平成31年(令和元年)】神奈川県 公示地価の動向や推移、変動率等〜

2019年:神奈川県 公示地価の推移

〜住宅地は2年連続での上昇、一方で下落の地域も〜



まず、地価公示とは地価公示法に基づき、土地鑑定委員会(国土交通省)が毎年1月1日時点における、標準地の1平米辺りの正常な価格を公示するもので、固定資産税や相続税を算出する基準となる路線価(相続税路線価・固都税路線価)とは異なる物です。


標準地とは自然的及び社会的な条件から見て、類似の利用価値がある物件が選定され、簡単にいいますと「その地域内における比較的一般的な土地」といったようなものになります。 

また「正常な価格」とは、例えば売り手が売り急いでいて通常の相場より安い金額で売却した場合や、特殊な事情により買い手が相場より高く買ったりした様な金額では無い、通常かつ自由な取引において成立すると想定される、客観的な土地の価格となります。

地価公示は一般的な土地取引価格の指標となる様に情報提供している目的や、公共事業用地の取得価格等の算定基準とするための参考価格とする事によって、適正な価格による不動産取引を形成することに寄与する目的があり、2019年は3月19日に国土交通省が公示地価を発表致しました。 

それによりますと、政令指定都市の「横浜市・川崎市・相模原市」の住宅地においては2年連続での上昇となり、商業地は7年連続、工業地は6年連続、での地価上昇となりましたが、神奈川県西部や三浦・横須賀方面の地域によっては、少子高齢化や人口減少等もあり地価の下落が見受けられ、人口が集中するエリアとそうでないエリアの格差がひろがっている状況が浮き彫りになっています。

2019度の調査地点数(標準地)に関しては、住宅地につきましては市街化区域が1,291地点、市街化調整区域が36地点、その他の都市計画区域が15地点、都市計画区域外が1地点、の合計1,343地点となりました。(継続1,321地点・選定替22地点)

特に上昇率が高かった主なエリアとしては、川崎市が6年連続ですべての区が地価上昇し平均の変動率としてはプラス1.7%となり、それについで相模原市がプラス1.2%、横浜市と海老名市がプラス1.0%、といった結果になりました。

逆に下落率が高かった主なエリアとしては、三浦市がマイナス4.6%、南足柄市・山北町・真鶴町がマイナス3%以上、横須賀市がマイナス2.4%、といった結果になっており、神奈川県西部・南部が全体的に下落しています。 

以前に比べますと、人口減少や高齢化するエリアと人口増加しているエリアの二極化傾向がより顕著になっていたり、駅から遠い分譲地等よりは利便性の高い駅に近いエリアや、都心に近い物件の需要がより高まっているといった傾向も見受けら、それらの結果として都心に最も近い川崎市の地価上昇につながったのではないかと思われます。

住宅地の他には、商業地が合計360地点、工業地が合計72地点、現況林地が合計8地点、宅地見込地が合計4地点、の調査地点となっておりますが、商業地については住宅地同様に川崎市が前年との平均変動率プラス4.8%となり7年連続での地価上昇となり、次いで横浜市が プラス3.2%、相模原市がプラス2.2%、の地価上昇を示しており、三浦市・真鶴町・山北町ではマイナス3%以上の下落率となりました。


また工業地については横浜市がプラス3.1%、相模原市がプラス2.8%、川崎市が2.1%、県全体ではプラス2.1%の上昇となっております。  

 

 
土地価格(公示価格)を気にするコアラ.jpg
▼用途別 平均価格・平均変動率▼


区分 住宅地 商業地 工業地 全用途
平均価格(神奈川県) 189,300円/u (635,632円/坪単価) 503,400円/u (1,664,130円/坪単価) 122,100円/u (403,636円/坪単価) 249,900円/u (826,114円/坪単価)
神奈川県 変動率 0.3% 2.4% 2.1% 0.8%
東京圏 変動立 1.3% 4.7% 2.4% 2.2%
全国 変動率 0.6% 2.8% 1.3% 1.2%

※平均価格 :全地点の地点ごとの価格の和を当該地点数で除したもの(100円単位で記載)



▼ 市区町村別順位 ▼


区分 第1位 第2位 第3位
価格順 住宅地 中原区 383,100円/u 中区 342,500円/u 幸区 307,800円/u
商業地 西区 1,810,600円/u 幸区 1,061,200円/u 中原区 851,600円/u
上昇率順 住宅地 中原区 +3.1% 神奈川区+ 2.9% 西区 +2.8%
商業地 西区 +7.4% 高津区 +6.4% 幸区 +5.8%
下落率順 住宅地 三浦市 -4.6% 山北町 -3.5% 南足柄市 -3.1%
商業地 三浦市 -3.8% 山北町 -3.1%  真鶴町 -3.0%

※価格順 :市区町村別平均価格の高い順 

※上昇率順 :市区町村別平均変動率の上昇率の大きい順 

※下落率順 :市区町村別平均変動率の下落率の大きい順 

※変動率は四捨五入した数値のため、変動率(小数点第1位まで)が同じでも順位が異なることがある 

  



市区町村別 平均価格・平均変動率地図(住宅地)

▼平成31年地価公示(神奈川県分) 市区町村別 平均価格地図(住宅地)▼ 
(※神奈川県政策局より) 平成31年 住宅地 地価公示価格 神奈川県 地図.png

▼平成31年地価公示(神奈川県分) 市区町村別 平均変動率地図(住宅地)▼

(※神奈川県政策局より) 平成31年 住宅地 地価公示価格変動率 神奈川県 地図.png




市区町村別 平均価格・平均変動率地図(商業地)

▼平成31年地価公示(神奈川県分) 市区町村別 平均価格地図(商業地)▼ 
(※神奈川県政策局より) 平成31年 商業地 地価公示価格 神奈川県 地図.png

▼平成31年地価公示(神奈川県分) 市区町村別 平均変動率地図(商業地)▼

(※神奈川県政策局より) 平成31年 商業地 地価公示価格変動率 神奈川県 地図.png



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